■安心のサードプレイスを

■安心のサードプレイスを
(働き方ブログ)

みんさま、こんにちは。
時にはカフェでひととき、そんな時間も大切ですね。

社会生活の基礎となる家庭でのコミュニケーションと職場でのコミュニケーションで、いつも安心の会話ができているでしょうか。
家庭でのコミュニケーションについては、パートナーに感謝の言葉を言ってもらいたいけど伝えてもらえていないと感じでいるご家庭が多いようです。(夫婦関係と生活に関する意識調査 株式会社ハルメク 生きかた上手研究所より)

また、職場でのコミュニケーションについては、対話が成立する条件としてプラトンがソクラテスの言葉として示した「知識」「率直さ」「好意」の三つの条件のうち、特に「好意」が欠落すると、相手との意見の相違が人格批判にまでなってしまうこともあるようです。(怒る勇気 岸見一郎著 河出新書より)

現代の変化の激しい時代だからこそ、家庭や職場でのコミュニケーションを充実させるためにも、安心の友人と過ごすサードプレイスが大切になってきているようです。
サードプレイスとは、アメリカの都市社会学者レイ・オルデンバーグが、その重要性を説いた、家庭でも職場でもない、第三の場所です。
日本人は家庭と職場以外の人との交流が極端に低いと言われますが、仕事帰りの飲み会でのコミュニケーションが減少したこの一年、地元地域を含めた安心の交流の場所としてのサードプレイスを持つことも大切ですね。

日本テレワーク協会では、テレ雑談という週1回Web会議を使った雑談の場のトライアルを実施中です。
雑談は「アイデア創出」「チーム形成」「安心感醸成」などの効用があり、テレワークのストレス軽減にも効果的といわれています。
こんなトライルから、また新たなサードプレイスの知見が発見されてくるかもしれませんね。

当事務所では、日本テレワーク協会の活動を通じて、テレワークにおける良質なコミュニケーションの実現へのご支援を行っております。
笑顔溢れる職場作りを、ご一緒に進めてまいりましょう。

2021年11月29日

小林勝哉社会保険労務士事務所 代表
社会保険労務士 小林勝哉

(参考)

夫婦関係と生活に関する意識調査 株式会社ハルメク 生きかた上手研究所

プラトン対話における登場人物としてのカルミデス 田代嶺氏 学習院大学 文学部 哲学科 ティーチングアシスタント

怒る勇気 岸見一郎著 河出新書

サードプレイスとは

テレ雑談 日本テレワーク協会

(テレザツダン ダイジェスト動画)