■これからのテレワークでの働き方

2020年12月30日

(働き方ブログ)

■これからのテレワークでの働き方

みなさま、こんにちは!
厚生労働省からのクリスマスプレゼントが届きました。

2020年12月25日、「これからのテレワークでの働き方に関する検討会報告書」が公表されました。
この報告書では、
・テレワークの対象者を選定する際の課題
・テレワークの実施に際しての労務管理上の課題(人事評価、費用負担、人材育成)
・テレワークの場合における労働時間管理の在り方
・テレワークの際の作業環境や健康状況の管理・把握、メンタルヘルス
の対応について有識者の意見・提言がまとまっています。

特に労働時間管理の在り方については、テレワークが長時間労働になる可能性があることを示しつつも、深夜・休日労働についての例示見直し、中抜けを想定して始終業時間だけを把握すればよいとする時間管理の簡略化、労働基準法上の責任の境界、などに言及されています。

これを受けて、厚生労働省で「情報通信技術を利用した事業場外勤務の適切な導入及び実施のためのガイドライン」の改定が行われる予定です。

みなさまの各事業所では、テレワークの実施状況はいかがでしょうか。
テレワークのトライアルを緊急避難的に実施されたケースもありますし、この機会をとらえて本格的な企業全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みのチャンスととらえてビジョンをもって全社でのテレワークを実施されているケースもあります。

いずれにしても、テレワークを実施したからこそ、企業としての挑戦課題が見えてきたところではないでしょうか。

厚生労働省の報告書でも「新型コロナウイルス感染症の感染防止対策としてのテレワークの実施も求められるが、働き方改革の推進の観点から良質なテレワークの推進が求められる」」として、今後の働き方改革推進の一つの基盤として成熟していくことが期待されています。

当事務所では、テレワーク等導入支援サービスとして、中期的なIT導入やセキュリティ改善への取り組みについて、IT・特にテレワークを通じてワークスタイルの変革を実現していけるよう、総合的な観点からご支援をさせていただいております。

お気軽にご相談ください。

(2020年12月29日)

小林勝哉社会保険労務士事務所 代表 小林勝哉

(参考)
「これからのテレワークでの働き方に関する検討会報告書」

「これからのテレワークでの働き方に関する検討会」報告書概要
「これからのテレワークでの働き方に関する検討会」会議資料

「情報通信技術を利用した事業場外勤務の適切な導入及び実施のためのガイドライン」