■高年齢労働者の特性に配慮した作業環境の改善を

■高年齢労働者の特性に配慮した作業環境の改善を
(働き方ブログ)

みなさま、こんにちは。
2026年4月1日から、改正労働安全衛生法により、高年齢労働者の特性に配慮した作業環境の改善等の措置を講ずることが事業者の努力義務になります。

厚生労働省の「高年齢労働者の労働災害防止対策に関する検討会」の報告書では、転倒・墜落対策や体力状況の把握、リスクアセスメントの実施などの具体的な措置の内容が示され、高年齢者の労働災害防止のための指針(高年齢者の労働災害防止のための指針公示第1号)として改正法施行前に公示されました。

特に、身体機能低下の把握や体力チェックの活用が明示されており、これまでの設備対策中心のアプローチから一歩踏み込んで高年齢労働者ご自身の特性の差異の異なりの大きいという高年齢労働者の実態に配慮することを求めるものとなっています。
各企業において、健康診断後のフォローや保健指導と労働災害防止対策を連動させる視点での取り組みが、今後より重要になると考えられます。

シニアしごとEXPO2025でもシニア向け健康測定ブースが設けられて、機能検査の機器の体験ができるようになっておりました。
==
1)動体視力測定

上から落ちてくる光をつかむことにより、ゲーム感覚で楽しく動体視力を測定できます。認知・判断・行動の機能向上にも役立ち、普段気づかない左手と右手の反応速度の違いや、
自身の俊敏性や正確性を知ることができます。最後に成功率に応じた年齢などが表示されます。
◎測定時間:約1~2分  ◎測定器:アイキャッチ

2)歩行年齢&歩行姿勢測定

3Dセンサーに向かって歩くだけで、「歩行速度」「ふらつき」「左右差」「身体の軸」「腕振り」「足の運び」の6つの項目を5段階で評価します。測定結果から、「速度年齢」「姿勢年齢」「バランス年齢」という3つの“歩行年齢”を算出。歩行のスピード・姿勢・バランス感覚が、実年齢と比べてどの程度かを確認できます。
◎測定時間:約2~3分  ◎測定器:歩行姿勢測定システム

3)動作年齢測定緑に光るボタンを両手ですばやく20回タッチし、そのタイムから動作年齢を算出。両腕を同時に動かす動作が必要なため、日頃あまり身体を動かさない方にも適しており、両腕の協調運動のトレーニングにもなります。
◎測定時間:約1~2分  ◎測定器:スピードタッチ
==

厚生労働省としても、エイジフレンドリーガイドラインを示し、エイジフレンドリー補助金中小規模事業場安全衛生サポート事業などによって、中小企業への取り組みを継続的に支援していく方針です。

当事務所は、これまでも70歳雇用推進プランナー両立支援コーディネーターとして、女性活躍の推進に向けたご支援をさせていただいてきております。
すべての社員の笑顔あふれる職場づくりのために、ご一緒に取り組んでまいりましょう。

2026年3月11日

小林勝哉社会保険労務士事務所 代表
特定社会保険労務士 小林勝哉

(参考)
・厚生労働省 「高年齢労働者の労働災害防止対策に関する検討会」の報告書

・厚生労働大臣指針 高年齢者の労働災害防止のための指針(高年齢者の労働災害防止のための指針公示第1号)

シニアしごとEXPO2025 シニア向け健康測定ブース

・厚生労働省 エイジフレンドリーガイドライン

・中央労働災害防止協会 人生100年時代の職場の安全と健康~エイジフレンドリー職場を目指して~

・JEED 70歳雇用推進プランナー

・ニュース 高年齢労働者対策を努力義務化へ 改正安衛法に基づく大臣指針を令和8年4月施行