■本と活字館と新宿区

■本と活字館と新宿区
(新宿区地域探訪ブログ)

みなさま、こんにちは。
当事務所のある新宿区の地域社会をご紹介する、新宿区地域探訪ブログの第三回のお題は「本と活字館と新宿区」です。

新宿区では、1977年に「印刷・製本関連業」と「染色業」を地場産業と位置付けています。
新宿の印刷・製本関連業は、 明治時代から続く新宿区の重要な産業のひとつで、文京区に近い神田川の南に位置する広範な地域に800余りの事業所がひしめいています。

当事務所のある納戸町の隣町には、大日本印刷株式会社の本社ビルとともに、周辺には緑豊かな「市谷の杜」が整備されており、散策やリフレッシュに適した空間が誕生しました。
現在の本社ビルに建て替えの前は、大日本印刷株式会社の市谷事業所として営業所や広大な印刷工場が並んでいましたが、全面再開発に伴い「市谷の杜」が整備されることとなりました。

「市谷の杜 本と活字館」はその「市谷の杜」の一画にある、活版印刷の職場を一部再現して印刷・製本のプロセスを展示紹介する施設です。
特に、建物はこれまで「時計台」の愛称で親しまれてきた旧営業所棟の建物を修復・復元したもので、歴史を感じる建物で落ち着いた空間になっています。

館内では、昭和初期の印刷機が稼働する様子も興味深く見学することができました。
中でも、「時計台」の修復・復元工事の定点観測をしたタイムラプス動画が上映されており、大がかりな「曳家」工法で「時計台」の建物を保存するため、解体せずに移動させる様子は迫力がありました。

お気軽に立ち寄れるカフェもありますので、緑豊かな「市谷の杜」の散策とともに「本と活字館」で印刷・製本文化にふれてみるのもいかがでしょうか。

当事務所では、美味しい珈琲をいれてみなさまのお越しをお待ちしております。
どうぞ、お気軽にお立ち寄りください。

2023年6月23日

小林勝哉社会保険労務士事務所 代表
特定社会保険労務士 小林勝哉

(参考)
・年表 地場産業 「印刷・製本」  新宿区

市谷の杜 本と活字館をオープン 大日本印刷株式会社

「市谷の杜 本と活字館」 館内案内、アクセス

・修復・復元工事の定点観測 タイムラプス動画:2018年7月31日〜2020年11月5日

・個人Blog 市谷の杜 本と活字館に行ってきました

・個人Blog 「市谷の杜 本と活字館」に行ってきました