■1on1は双方の学びの場
■1on1は双方の学びの場
(働き方ブログ)
みなさま、こんにちは。
日本では、春3月は卒業シーズンであり、そしてまた新出発に向かう決意あふれる季節ですね。
そして職場でも、フレッシュな新入社員を迎える季節です。
ある大学の卒業式では、地球憲章インターナショナルのミリアン・ビレラ事務局長が、こんな卒業生への指針をお話されたそうです。
「自身の考えを刺激し、広げることを止めてはいけない」
「高潔さを保持し、倫理に根差した生き方を追求しよう」
「取るに足りないことで、足をすくわれないように」
「熱意と情熱を持ち続けよう」
これから地球の命運を担う若いメンバーへの期待が込められていて、心温まります。
また、最近開校式が行われたインターナショナル・スクールの校風は、「GReAt」だそうです。
・Grit やり抜く力
成長への強い意志をもって困難を乗り越え、努力し続ける不屈の決意と行動
・Respect 尊敬
他者を思いやり、違いを認め、多様性を尊重する精神
・Appricitation 感謝
周囲の人びとや世界に深く感謝する心
こんなオープンな心の育まれた若いメンバーが、世界市民の礎となって活躍してもらいたいと、楽しみになりました。
しかし現実は、若いメンバーの職場での心理状態に悩む管理職の方も多いのではないでしょうか。
哲学者のアリストテレスは「友達は第二の自己である。」と言っています。
職場の同僚として若いメンバーを迎える私たちも「共感力」を深め、生涯現役のフレッシュな気持ちで新出発の職場を笑顔あふれる職場としていきたいものです。
金沢大学の金間大介教授は、若い世代との1on1について、インタビューの中で“武装解除”して「素の自分」を出そう!と具体的なアドバイスをされています。
・何ができていて、何ができていないのかといった具体的なフィードバックを通じて、自分の行動と結果の因果関係を理解してもらうこと。
・構えずに「素の自分」で接して、自分自身の率直な気持ちを語ること。
・承認欲求より、変な人だと思われたくないという「拒否回避欲求」が高くなっている。
・そんな心理を理解していくことが大切。
・そうすれば、一対一の場は、双方にとって学びの場に。
当事務所では、管理職の皆様や職場のリーダークラスの皆様を対象とした就業意識向上研修をはじめ、人生100年時代に対応したライフプラン研修などのご支援を行っています。
社員の笑顔溢れる職場作りを、ご一緒に進めてまいりましょう。
2024年3月18日
小林勝哉社会保険労務士事務所 代表
特定社会保険労務士 小林勝哉
(参考)
・「プロカウンセラーの共感の技術」 杉原保史著
・「共感力」がコミュニケーションの質を劇的に変える理由 パーソナルライフコーチ 今村佳未さん
・「 金間大介著 」
・“武装解除”して「素の自分」を出そう――金沢大学教授 金間大介さん
・就業意識向上研修 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構
(就業意識向上研修の種類と対象従業員)
職場管理者研修・・・・・中高年齢従業員や継続雇用者等で構成する職場管理者・監督者を対象
中高年齢従業員研修・・・概ね45歳以上の中高年齢従業員
・地球憲章インターナショナル ミリアン・ビレラ事務局長の卒業生への指針
・マレーシア創価インターナショナルスクール(Soka International School Malaysia, SISM)
- 創立理念
– 学びに献身する知恵あるグローバル市民になること
– 互いの成長のために多様性を喜び受け入れる勇気あるグローバル市民になること
– 世界中に友情のネットワークを広げる思いやりあるグローバル市民になること - 「GReAt」
・Grit やり抜く力
成長への強い意志をもって困難を乗り越え、努力し続ける不屈の決意と行動
・Respect 尊敬
他者を思いやり、違いを認め、多様性を尊重する精神
・Appricitation 感謝
周囲の人びとや世界に深く感謝する心