■つながりを紡ごう
■つながりを紡ごう
(働き方ブログ)
みなさま、こんにちは。
東京23区では、2020年時点で35歳から64歳までのミドル期シングルが人口の3割弱を占めています。
そんな時代だからこそ、人と社会の間に立って橋を架ける、孤立を防ぐ「つなぎ手」の力が必要なのではないでしょうか。
少し前の時代までは当たり前であった「家族」という支えが失われてきています。
人生に十分なセーフティーネットを持たない人が増え社会全体にも暮らす形の変化が影響を与えていくでしょう。
「こども基本法」ができましたが、「こども家庭庁」の活動も若者への取り組みが遅れています。
非正規雇用が増えたことで非婚化も一気に進んでいます。
その結果、家族形態は大きくかわり高齢者世帯の三世代同居は1割もおられないようです。
全世代で孤立化が進む現代だからこそ求められているのは、“ゆるやかなつながり”を紡ぐ「つなぎ手」の存在です。
「つなぎ手」の一例は、イギリスの「リンクワーカー」という概念です。
これは医療だけでは支えきれない心の不調を抱える人を、地域のコミュニティーやサポートにつなぐ“社会的処方”として、「薬の代わりに人とのつながりを処方する」ような存在です。
リンクワーカーは、じっくりと話を聴き、その人に寄り添いながら、一緒に選択肢を探る。必要に応じて同行し、支援や制度への橋渡しを行います。
困難な状況にある人ほど支援や制度の情報が届きにくく「どこに行けばいいのか分からない」といったケースが増えています。
だからこそ、支援や制度との間に立ち手を差し伸べる「寄り添い型支援」が、これからの社会で一層重要になっています。
当事務所では、両立支援コーディネーター、障害年金専門社労士として、地域の安心の灯台として活動しています。
どうぞ地域の「つなぎ手」として当事務所にお気軽にご相談ください。
2025年5月21日
小林勝哉社会保険労務士事務所 代表
特定社会保険労務士事務所 小林勝哉
(参考)
・我が国の居住者をめぐる状況について 国土交通省