■これからの時代のライフプラン設計を
■これからの時代のライフプラン設計を
(働き方ブログ)
みんさま、こんにちは。
身近なエネルギー価格高騰など物価高の傾向一つとっても、時代の変化を感じる小さなきっかけがあふれています。
ここでは、行動科学に基づいた小さなきっかけで人生の意思決定に影響を与えて、行動変容を促す手法である「ナッジ」について見ていきましょう。
いま、世界的にも金利のある世界に入ってきています。
G7各国でも新型コロナ危機への対応で財政が悪化していたところに、ウクライナや中東の問題が起きました。
また、高い関税などによる経済のブロック化でさまざまなコストも上がってきました。
そして少子高齢化による労働人口の減少で、日本でも人件費を上げなければ採用できなくなってきています。
日本も金利のある世界に入って、金融庁では新NISA(少額投資非課税制度)も全世代が活用できるよう検討が進んでいます。
ご自身の年金プラン、お勤めの時期からのライフプランも、これからの時代に即して見直していく必要がありそうです。
このようなライフスタイルや社会経済情勢の変化を背景に、多様化・複雑化する社会課題に直面する中で、行動経済学や「ナッジ(Nudge)」理論が注目されています。
「ナッジ」とは、英語(Nudge)で「(注意を引くために、合図するために肘で人を)軽くつつく、そっと後押しする」、「ある行動をそっと促す」という意味の言葉です。
「ナッジ」とは、経済的なインセンティブを大きく変えたり、罰則やルールで行動を強制したりすることなく、行動科学に基づいた小さなきっかけで人々の意思決定に影響を与え、行動変容を促す手法(戦略)ともいえます。
つまり、「ナッジ」は、「人間がどのように考え、行動するのか。どのように感じるか。」という人間の心理や行動特性を踏まえた表現や仕掛けを考えていくことです。
新宿区では、行動経済学「ナッジ」に関する研究(新宿区新宿自治創造研究所、2024(令和6)年3月発行)を公開しています。
この中で、具体的には、「ナッジ」を活用していく上で、基礎となる行動プロセスマップ、デザイン思考やペルソナ法について学んだ上で、「ナッジ」と親和性の高いEBPM(Evidence-based Policy Making)の展開手法についても整理されています。
変化の時代だからこそ、企業においては、ライフプランセミナーなど従業員が退職後の生活について考える機会を活用して、社会保障制度や年金制度の解説に加えて、確定給付企業年金を持つ企業ではあわせて年金での受け取りを促すなど具体的な行動変容につなげていくことも大切になってきていると考えられます。
当事務所では、100年キャリアドバイザー🄬としてライフプラン研修を行わせていただいております。
ご一緒に、これからの時代のライフプラン設計を進めてまいりましょう。
2025年8月27日
小林勝哉社会保険労務士事務所 代表
特定社会保険労務士 小林勝哉
(参考)
・新宿区 行動経済学「ナッジ」に関する研究(新宿区新宿自治創造研究所、2024(令和6)年3月発行)
・「老後資金2000万円問題」解決のための 「ナッジ」活用の枠組みとイギリスにおけるケーススタディ 三菱UFJリサーチ&コンサルティング