■やりぬく力で人生を拓く情熱と粘り強さを培おう
■やりぬく力で人生を拓く情熱と粘り強さを培おう
(働き方ブログ)
みなさま、こんにちは。
4月の新出発の季節を迎え、職場でもフレッシュな新入社員を迎えられたところも多いことでしょう。
新しい同僚を迎えて、お互いに成長を期していく良い人間関係を構築していきたいものですね。
チームマネジメントの側面では、1on1ミーティングなどを活用して個別に育成面談を行うマネジメントスタイルも定着してきました。
また、チームメンバ同士がお互いに成長を期していこうという前向きな姿勢を共有することで、一人一人の成長とチームの強い組織力を培っていくことができるのではないでしょうか。
ここでは、そんな職業人生のひとこまにあって、仕事を通じて人生を拓く力を培っていくヒントを、グリットという考え方に学んでみたいと思います。
ペンシルベニア大学心理学部教授のアンジェラ・ダックワースさんは、近年、アメリカの教育界や企業人事において重要視されている「グリット」(やり抜く力)についての研究の第一人者です。2013年には、マッカーサー賞(別名「天才賞」)も受賞されています。
彼女の研究のエッセンスを紐解くと、まさに仕事を通じて人生を拓く力を培っていくヒントがちりばめれれていて、前に向いて挑戦していこうという気概があふれてきます。
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やりぬく力(グリット)とは、情熱と粘り強さ。
私たちは何歳になっても自分自身のやりぬく力を伸ばし、周りの人たちのやり抜く力を伸ばすために、互いに手を差し伸べ、貢献することができる。
やりぬく力(グリット)とは、情熱と粘り強さ。
情熱とは、ひとつのことに専念すること。
哲学がなければ失敗する。
明確に定義された哲学は、目標に方向を与える。
一つひとつの目標が最も重要な唯一の目標に結び付く。
偉大な人は、動機を持続できる人。
やりぬく力(グリット)とは、情熱と粘り強さ。
成熟の原則は、興味、練習、目的、希望。
一人の人のため、社会のため、他者の幸せを目的に。
成長をめざし、楽観主義で逆境でこそ粘り強く挑戦を。
支えてくれる人との出会いが、鉄人の人生を拓く。
やりぬく力(グリット)とは、情熱と粘り強さ。
やり通すことで、やりぬく力を鍛えられる。
価値観は言葉遣いに現れる。
些細なことでも最善を尽くし、人生のマラソンに勝利しよう。
(趣意)
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とても素敵な人生を拓く励ましのメッセージですね。
grit(グリット)とは、日本語では「やり抜く力」と定義されている能力ですが、具体的には次の4つの要素から成り立っています。
それぞれの頭文字を取って「grit」というわけです。
・Guts(ガッツ) :困難なことにも立ち向かう度胸
・Resilience(レジリエンス) :苦境にもめげずに立ち直る復元力
・Initiative(イニシアチブ) :自ら目標を見つけて取り組む自発性
・Tenacity(テナシティ) :最後までやり遂げる執念
また、彼女の研究では、grit(グリット)の測定方法、grit(グリット)の伸ばし方、などについても具体的に示されています。
チームメンバ同士がこのようなグリットの考え方を理解して、職業人生を通じてお互いに成長を期していこうという前向きな職場は、きっと活き活きと励ましあえる会話が弾むのではないでしょうか。
当事務所では、管理職の皆様や職場のリーダークラスの皆様を対象とした就業意識向上研修をはじめ、人生100年時代に対応したライフプラン研修などのご支援を行っています。
社員の笑顔溢れる職場作りを、ご一緒に進めてまいりましょう。
2024年4月15日
小林勝哉社会保険労務士事務所 代表
特定社会保険労務士 小林勝哉
(参考)
・1on1は双方の学びの場 働き方ブログ
・TED アンジェラ・リー・ダックワース 「成功のカギは、やり抜く力」
・アンジェラ・リー・ダックワース プロフィール
・やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける アンジェラ・リー・ダックワース 著
・【人事必見】grit(グリット)とは?成功者に共通する「やり抜く力」を解説 リクルートエージェント
・就業意識向上研修 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構
(就業意識向上研修の種類と対象従業員)
職場管理者研修・・・・・中高年齢従業員や継続雇用者等で構成する職場管理者・監督者を対象
中高年齢従業員研修・・・概ね45歳以上の中高年齢従業員