■人の大きさは心にあるものに比例する

(働き方ブログ)

■人の大きさは心にあるものに比例する

 

みなさま、こんにちは。

 

南インドのタミル地方で今もなお誰もが口にする箴言に、「蓮の[茎の]長さは水深に比例する。人の大きさは心にあるもの[の大きさ]に比例する」という言葉があります。

 

2020年は様々に社会的活動が制約を受け、企業の経営環境も厳しさを増しています。そんな時だからこそ、これからの未来に向かって進む事業目標を社員と共有できる組織論が必要となります。

 

チェスター・バーナードの『経営者の役割』の出版は1938年。世界大恐慌が1929年から始まり、経営側と労働者側の対立が激化していった時代です。バーナードはニュージャージー・ベル電話会社の社長やロックフェラー財団の理事長を務めた実務家として荒れ狂う労働者と対話を行った人物であり、その手腕を高く評価された経営者でした。その経験と時代背景からバーナードの「組織論」が生まれ経営倫理学を構成していきました。

組織(会社)を動かしているのは、実は「目に見えない」ものです。「勇気」であるとか「道徳観」であるとか、人の心に深く関わる「目に見えない」ものが、組織にとって最も大切なものです。

 

困難を伴う経営環境にあってこそ、社員の使命感を生かしていける挑戦が次への力を生み出します。一人一人の社員の笑顔があってこそ、経営の力となります。

当事務所では、パラダイム、価値観、理念、ビジョン、ライフスタイルなど、社員の多様性をいかし、一体となって成長していくための組織開発へのお手伝いをさせていただいております。

共に、新しい時代を創造してまいりましょう!

 

小林勝哉社会保険労務士事務所 代表 小林勝哉

(2020年11月24日投稿)

 

ティルックラル 平凡社、東洋文庫、南インドのタミル地方で,今もなお誰もが口にする1300余の箴言

C.I.バーナード『新訳 経営者の役割』(山本安次郎・田杉競・飯野春樹訳) ダイヤモンド社, 1968 (解説

バーナードの組織論とオーセンティック・リーダーシップ