■こころの健康サポートロボが好評

■こころの健康サポートロボ「KOKOROBO(ココロボ)」が好評
(働き方ブログ)

みなさま、こんにちは。
若い世代では社会の不安感が自分の不安のように思われて心の負担となることが多くあります。
一人暮らしなどで孤独になりがちな人には、安心して早期にアクションできるしくみがあるといいですね。

厚生労働省では、こころのセルフケアや身近なサポーターに相談できるしくみなど、こころのサポート体制を拡充にとりくんでいます。

OECD(経済協力開発機構)の「メンタルヘルス(心の健康)に関する国際調査」(2021年5月発表)では、日本国内でのうつ病・うつ状態に人の割合が2013年から比べて2020年には2倍以上増加したとの調査結果が発表されました。
これにはいつ収束するかわからない不安や今までとの環境変化等によるストレスが要因として考えられ、ストレス緩和策として、情報の制限・生活リズムを整える・バランスのよい食事・適度に体を動かす等の対処法が挙げられています。

また、厚生労働省が2020年9月に実施した「新型コロナウイルス感染症に係るメンタルヘルスに関する調査」の結果でも、自分や家族の仕事や収入に関する不安の割合が高く、運動量は約4割の人が減少したと回答し逆にゲームをする時間は約2割の人が増加したと回答しています。

このような背景から、厚生労働省は、身近なサポーターとして「心のサポーター(ここサポ)」について、2021年度から全国8カ所程度の自治体で試験的な養成を始め、2024年度から全国で本格的に養成を始めるという方針を示しています。

また、こころのセルフケアの仕組みとして、無料で利用できる「KOKOROBO(ココロボ)」があります。
スマートフォンやパソコンで自宅からでも気軽にご自身の心の状態を把握できますので、医療機関の受診をためらっている人やコロナ禍で対面を避けたい人にも利用しやすくなっています。

KOKOROBO(ココロボ)」では、簡単な質問に回答して心の状態を把握したら、3つのケースに対応してアクションすることができます。

[軽症未満] 治療などが特に必要がなく、今の生活を続けて1カ月後に再チェックして心が落ち着くまでフォローします。

[*軽症*] そのまま画面上でAIの「こころコンディショナー」とチャットできます。
認知行動療法に基づく助言により気持ちを整理してつらい感情を和らげることができます。

[中等以上] そのままオンラインで臨床心理士などと相談でき、地域の医療機関の案内受けることもできます。
この中等症以上と判定された時のオンライン相談サービスは、先行導入地域として東京都の新宿区、世田谷区、千代田区、小平市、三鷹市、武蔵野市、埼玉県の所沢市、愛知県の新城市に在住、または通勤・通学している人が利用できます。将来は全国にも拡大していく方針です。

KOKOROBO(ココロボ)ご利用の流れ

当事務所では、職場のメンタルヘスルケアやテレワーク時代に対応したオンライン面談などの制度構築のお手伝いもさせていただいております。
ご一緒に、社員の笑顔溢れる職場作りに取り組んでまいりましょう。

2021年8月6日

小林勝哉社会保険労務士事務所 代表
社会保険労務士 小林勝哉

(参考)

・厚生労働省 みんなのメンタルヘルス総合サイト

・厚生労働省 心のサポーター養成事業

・OECD(経済協力開発機構)「メンタルヘルス(心の健康)に関する国際調査」(2021年5月発表)概要

・厚生労働省「新型コロナウイルス感染症に係るメンタルヘルスに関する調査」(2020年9月)

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・国立精神・神経医療研究センター 応急的遠隔対応型メンタルヘルスケアシステムの研究

https://www.youtube.com/watch?v=SdHk6-sYbZ8