■治療と仕事の両立支援の取り組みについて

2020年9月4日

(働き方ブログ)

■治療と仕事の両立支援の取り組みについて

みなさま、こんにちは。

最近は、みなさまの職場においても、治療にあたりながら仕事に励んでおられる前向きな社員の姿に、励まされることが多くなってきたのではないでしょうか。

近年では、「メンタルヘルス不調」や「がん」についても「治りうる」疾病として、職場復帰による労働力の維持・確保と、その支援のための社会的なシステムの構築が大きな労働政策の柱ともなっています。

(独)労働者健康安全機構では、治療就労両立支援センタ-を設けて、治療と就労の両立支援への取組を行っています。

その大きな柱は、企業における「両立支援コーディネーター(Coordinator of the Promotion of Health and Employment Support)の養成」です。
これまでは、患者・家族が治療と仕事の両立を図る上で、多くの場合、医療と職域間の連携が必要ですが、実際の治療現場と職場とが十分な連携ができずに、職場においても積極的な支援がなされていないという状況が課題となっていました。
そこで、患者・家族と医師・メディカルスタッフなどの医療側と産業医・衛生管理者・人事労務担当者などの企業側の3者間の情報共有のためのコーディネーターの配置・養成が進められています。

(独)労働者健康安全機構の所定の研修を受講されますと、「治療と仕事の両立支援コーディネーター」として活動することができます。
活動に際しては、治療と仕事の両立支援コーディネーターマニュアルも整備されていますので、安心して活動を実施することができます。

皆様の職場でも、総務・労務担当の役割の一つとして、治療と仕事の両立支援コーディネーターの育成にも、取り組んでみてはいかがでしょうか。

当事務所の代表は、「治療と仕事の両立支援コーディネー」でもあります。

当事務所では、みなさまの職場のかけがえのない社員のみなさまが、いきいきと笑顔で治療と仕事を両立され、これまでにまして職場の団結と総合力が発揮されますよう、治療と仕事の両立に関わる労働安全衛生制度の設計・運用のお手伝いをさせていただいております。

どうぞお気軽にお問合せください。

(お知らせ)
メンタルヘルスの治療と仕事の両立支援シンポジウム
主催 (独)労働者健康安全機構(東京労災病院治療就労両立支援センター)
日時 令和2年9月18日(金)13時00分~17時10分
「こころの病気と付き合いながら働くこと」をテーマにメンタルヘルスの治療と仕事の両立支援シンポジウムが、開催されます。
参加費は無料で、新型コロナ対策のためライブ配信で開催されます。ご活用ください。

(2020年8月29日投稿)
小林勝哉社会保険労務士事務所 準備室 代表 小林勝哉

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