■多様性が尊重される時代へ
■多様性が尊重される時代へ
(働き方ブログ)
みなさま、こんにちは!
いまの時代は、「多様性社会」「共生社会」そして「想定外の未来」を目前にしています。
社員の多様性が尊重される時代へ、企業が社員とともに組織風土を創り上げていく、一つの大切な視点は社員教育にあります。
現代の大きな変化への対応が求められる事業環境にあって、「見えない学力」として生徒の人間の力を培うことに心を砕いてこられた、大阪市立大空小学校 初代校長 木村泰子先生の歩みに、企業としても学びがあると思いますので、木村泰子先生の視点を少しご紹介しましょう。
大阪市立大空小学校の校舎には、「みんながつくる みんなの学校」との合言葉が掲げられています。
大空小学校が掲げる「たった一つのやくそく」は、「自分がされていやなことは、人にしない、いわない」です。
大空小学校の理念は「すべての子どもの学習権を保障する学校をつくる」です。
大空小学校で身につけていく「見えない学力」とは、次の4つの力です。
(1)人を大切にする力
(2)自分の考えを持つ力
(3)自分を表現する力
(4)チャレンジする力
木村泰子先生が15年前に、未来がどんな社会になるかを想像し、出てきたキーワードが「多様性社会」「共生社会」そして「想定外の未来」です。
まさに、現代の社会の姿そのものではないでしょうか。
想定外の連続の毎日の企業経営においても、そのたびに、社員とともにどうしたらいいかを一緒に考えて、「やり直し」することができる職場には、人を思いやるという「見えない学力」が伸びていきます。
社員が自ら考えていくための質問を投げかけられる上司って、素敵ですよね。
木村泰子先生は、「過去は過去。過去はいくら頑張っても変えられません。しかし、今から1秒先は未来です。未来は、この瞬間からいくらでも作っていけます。」とも言われています。
現代の多様性が尊重される時代にあって、このような暖かな気づきがある職場こそ、企業が発展していく最も大切な社員力を育んでいくことができます。
当事務所では、社員のエンゲージメント向上への働き方改革の各種制度の設計、構築、運用のお手伝いをさせていただいております。
一緒に、生き生きとした社員の皆様の笑顔のために、進んでいきましょう。
2021年2月20日
小林勝哉社会保険労務士事務所 代表 小林勝哉
(参考)
・校則なし、先生の残業なし。発達障害児や不登校だった子もみんな一緒に学ぶ小学校
・映画「みんなの学校」 (動画)