■多様な働き方をサポートする制度を活用しよう

2021年2月23日2021年2月24日

■多様な働き方をサポートする制度を活用しよう
（働き方ブログ）

みなさま、こんにちは！
みなさまは、ハーバード・ビジネス・スクールが「セブン・ミニッツ・ミラクル」と呼んで絶賛した、チームマネジメントの事例をご存知の方もいらっしゃるかと思います。

それは、株式会社JR東日本テクノハートTESSEIで実際に実践されたチームマネジメントの事例です。
新幹線が駅に到着したら、7分間で全ての座席を進行方向に回転し、頭当てカバーを交換、テーブルを拭き、ゴミを回収し、窓ガラスまで拭きあげます。その原点は、2006年から始めた、我々はサービス業である、旅の思い出を提供するサービス、との意識改革にありました。
この会社には正社員登用制度が設けられており、スタートはパートタイマーでも、「１年間無遅刻・無欠勤」で頑張れば社員登用の道があります。パートタイマーとして経験を積み、長く働きたいと思えば正社員として共に会社の発展を目指した働き方も選択できます。

そんな多様な働き方をサポートする社内制度の創設を検討されておられる企業を支援するため、主に非正規雇用労働者の企業内でのキャリアアップを促進するために正社員化などの取り組みを実施した事業主に対して支給するキャリアアップ助成金の制度が用意されています。

この「キャリアアップ助成金」については、2021年度以降に制度見直しに伴っていくつか見直しの予定があることが厚生労働省から公表されました。

1.正社員化コース
【支給要件の変更】
正規雇用等へ転換等した際、転換等前の6ヶ月と転換等後の6ヶ月の賃金(※)を比較して3％以上増額していること。
※基本給および定額で支給されている諸手当を含む賃金の総額であり、賞与は含めない。

【加算措置の変更】
「勤務地・職務限定正社員制度を新たに規定し、有期雇用労働者等を当該雇用区分に転換または直接雇用した場合」の対象として新たに短時間正社員制度を追加。

２.障害者正社員化コース
【新設（障害者雇用安定助成金からの移管）】
旧・障害者雇用安定助成金（障害者職場定着支援コース）の「正規・無期転換」措置が、移管されます。

3.諸手当制度等共通化コース
【支給要件の変更】
対象となる手当等の変更。
■現行の手当等
①賞与
②役職手当
③特殊作業手当・特殊勤務手当
④精皆勤手当
⑤食事手当
⑥単身赴任手当
⑦地域手当
⑧家族手当
⑨住宅手当
⑩時間外労働手当
⑪深夜・休日労働手当
■新手当等
①賞与
②家族手当
③住宅手当
④退職金
⑤健康診断制度