■週休3日制でよい会社をもっと良く

■週休3日制でよい会社をもっと良く
(働き方ブログ)

みなさま、こんにちは。
週休3日制と聞くけれど、どこか違う社会の話のようにお感じになっておられる方も多いのではないでしょうか。
民間の新しい働き方の選択肢に関する意識調査でも、現実的に週休3日制(選択的週休3日制)が導入可能と思う方は4割弱で、人手不足や給料減少を懸念する意見も多くありました。

週休3日制度」は、2015年にファーストリテイリング社が発表したことをきっかけに、週4日勤務して週3日休むという、新しい働き方がいくつかの大企業で導入されてきました。
また、人事労務の分野で先駆的な社会保険労務士法人のドリームサポート社会保険労務士法人では、早くから「週4正社員(R)制度」として社員の生き方・働き方の選択肢を拡げる制度を導入しています。

最近では、2021年4月に自民党の一億総活躍推進本部が、個人の希望に応じて週に3日休める「選択的週休3日制」を導入するよう一億総活躍担当大臣に提言をするなど、国をあげてのムーブメントになりつつあります。

このような週休3日制などの制度はSDGsの考え方ともマッチしたもので、これまでの生産性至上主義社会から持続可能追及社会への転換のきっかけとなる可能性があります。

これまでに週休3日制などの制度を導入された企業では、長時間労働の是正、採用強化、有能な人材の定着、など様々な効果が表れているようです。
制度導入にあたっては、評価制度や職制の見直しなどが必要となりますが、同一労働同一賃金への対応で職務等級の見直しを進めておられる各企業において、よい会社をもっと良く変革していくきかっけとしていくことも可能ではないでしょうか。

当事務所では、同一労働同一賃金への対応をはじめ、新しい働き方の導入のお手伝いもさせて頂いております。
お気軽にご相談ください。

2021年7月8日

小林勝哉社会保険労務士事務所 代表
社会保険労務士 小林勝哉

(参考)

新しい働き方の選択肢に関する意識調査 (2021年6月23日、株式会社スタッフサービス・ホールディングス)

週休3日制とは? ファーストリテイリング株式会社

・「週4正社員(R)制度」 ドリームサポート社会保険労務士法人

・提言:「選択的週休3日制」による社会発展の促進:子育て、介護、進学地方兼業等にやさしい社会へ」 (2021年4月21日、自民党一億総活躍推進本部)

『週休3日制』の労働関連ニュース 労働新聞社