■テレワークとデザイン人材
■テレワークとデザイン人材
(働き方ブログ)
みなさま、こんにちは。
テレワークを推進されている企業も増えてまいりました。
制度としてテレワークを確立させ、事業活動の一部として組み入れて運用していくには、どのような人材が必要となるでしょうか。
制度としてのテレワーク導入には、労務人事に関するエキスパート人材と、ITおよび情報セキュリティに関するエキスパート人材が求められます。
事業活動の一部として組み入れて運用していくには、ITや情報セキュリティといった基本技術者だけでなく、自社の事業変革を進めるDX(デジタル・トランスフォーメーション)のエキスパート人材、およびお客様の事業変革への価値を提供するBTCデザインのエキスパート人材が求められます。
制度を検討するうえで、まずは自社の事業変革から検討を進めることは王道です。
しかしながらインターネットが社会を支える現代では、一歩進んでお客様の事業変革への企業価値を「体験」できる形でご提示していける企業が求められいます。
企業の事業活動へのデザインの発想を取り入れお客様へのより良い体験をご提供するためのデザイン人材の姿について、経済産業省は『「デザイン経営」宣言』として報告書の中で示しています。
デザイン人材の姿については、「産業競争力とデザインを考える研究会」でBTCモデルを提案した田川欣哉氏の概念「BTCモデル:デザインを競争力にする人材・組織・教育」をご紹介します。
当事務所では、キャリア開発プログラムや、人生100年時代の第三の人生のライフプラン設計などのご支援をさせていただいております。
テレワークからデザインへ、DXからCXおよびEXへ、新し人材育成のプログラムをご一緒に構築してまいりましょう。
2021年7月14日
小林勝哉社会保険労務士事務所 代表
社会保険労務士 小林勝哉
(参考)
・経済産業省 第四次産業革命とデザインの役割 (2017年10月12日、Takram 代表取締役 田川欣哉) 産業競争力とデザインを考える研究会資料
・経済産業省 「産業競争力とデザインを考える研究会」報告書 (2018年5月23日、特許庁)
・イノベーション・スキルセット 〜世界が求めるBTC型人材とその手引き〜 (2020年02月19日、グロービス経営大学院)
・”BTC型人材”のつくり方 (2019年11月20日、田川欣哉氏)
・ユーザーエクスペリエンス時代の越境力 (2016年6月、田川欣哉氏)
・日本STEM教育学会
学校教育でデザインというと、これまでは芸術としてのデザインだけでなく、科学技術人材の育成を目的とした教育政策としてのSTEM教育(Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の教育分野を統合的に教育するプログラム)が重視されつつあり、文部科学省では学習指導要領を改訂して、次の時代への備えを始め、STEM教育の活動のひとつであるプログラミング教育を必修としました。最近ではアートのAを加えて「STEAM教育」と呼ばれることもあります。
・東京大学 価値創造デザイン(Design-Led X)
東京大学生産技術研究所は、価値創造が持続的に起こる「ものづくり未来像」の実現へ向けて「価値創造デザイン(Design-Led X)」の活動を行っています。