■いつもどこかで誰かの何かの力になりたい

■いつもどこかで誰かの何かの力になりたい
(働き方ブログ)

みなさま、こんにちは。
はっきりとは言わないけれど内実に秘めたる想い。
そんな想いを共有できる本音の交流が、身近な職場のチームメイトとの間でもできるようになるといいですね!

心理学博士の榎本博明さんは、現代は友だちといっしょにいても本音を出せない「対人不安」を抱えている人が多いといいます。本音を出せない理由は、傷つけることを防ぐためにお互いの気持ちに立ち入らない「予防としてのやさしさ」が働いているようです。
でも、職場での相互理解を深めるためには、いつまでも気を遣うばかりでなく、自分から一歩踏み出すことで、相手は嬉しいだけでなく、自己開示したくなるといいます。

川崎フロンターレで活躍された中村憲剛さんは多くのタイトルを獲得しましたが、選手人生に秘めた想いと引退に際しての想いを明かされています。それは、最後までチームの戦力として貢献できている状態で選手を引退したいということでした。
中村さんは、川崎フロンターレというクラブの成長とともに選手としても階段を駆け上がる中で「いつも、どこかで、誰かの、何かの力になりたい」と想いを秘めていたそうです。
多くのタイトルという星の数だけでは測ることができない、誰にも言えないような多くの葛藤や苦悩、それら選手として過ごしたすべてが、かけがえのないものだったと言えるって素晴らしいですね!

一人一人がもっている、「いつも、どこかで、誰かの、何かの力になりたい」という貢献の人生への秘めたる想い。
そんな想いを共有できる本音の交流が、身近な職場のチームメイトとの間でも自分から一歩踏み出すことでできるように、なっていくのではないでしょうか。

当事務所では、社員のみなさまの笑顔あふれる職場作りをご一緒に進めてまいります。
お気軽にご相談ください。

2021年10月25日

小林勝哉社会保険労務士事務所 代表
 社会保険労務士 小林勝哉

(参考)
「対人不安」って何だろう? ─友だちづきあいに疲れる心理 榎本博明著

対人不安が強い人には「強み」がある  『「対人不安」って何だろう?』より じんぶん堂

「やさしさ」過剰社会 人を傷つけてはいけないのか 榎本博明著

なぜ「やさしい」上司が職場や教育現場で増えたのか 『「やさしさ」過剰社会――人を傷つけてはいけないのか』

心理学博士 榎本博明語録 MP人間科学研究所

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