■新宿区とSDGsと環境と

2024年6月15日

■新宿区とSDGsと環境と
(働き方ブログ)

みなさま、こんにちは。
6月5日が「世界環境デー」となっていることをご存じでしょうか。
日本でも6月は環境月間にあたり、SDGsと環境について紐解いてみたいと思います。

1972年6月5日からストックホルムで「かけがえのない地球」をキャッチフレーズに開催された「国連人間環境会議」では、「人間環境宣言」及び「環境国際行動計画」が採択され、これを実施に移すための機関として国連総会決議に基づき国連環境計画(United Nations Environment Programme(UNEP))が設立されています。
国連では、日本の提案を受けて6月5日を「世界環境デー」と定めており、日本では「環境基本法」(平成5年)が「環境の日」を定めています。
「環境基本法」は、事業者及び国民の間に広く環境の保全についての関心と理解を深め、積極的に環境の保全に関する活動を行う意欲を高めるという「環境の日」の趣旨を明らかにしています。
環境省では6月を「環境月間」とし、環境保全の重要性を認識し、行動の契機とするため様々な行事が行われています。

SDGs:「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」は、みんさんもよくご存じのことと思います。
SDGsの「17の目標」を三つの層に分類した「ウェディングケーキモデル」でも、その基礎となるのは生物圏(Biosphere)=目標6、13~15であると分類されています。

日本政府は2024年5月21日に「第六次環境基本計画」を閣議決定し、ウェルビーイングを環境政策の最上位目標に定めました。
これに沿って、「地域共生型の再生可能エネルギーの最大限の導入拡大」「公正な移行に資する人的資本投資の拡大」「製品単位での環境負荷の低減と見える化」「ESG金融を含むサステナブルファイナンスの推進」「モビリティの脱炭素化」「地域の自然資本を活用したネイチャーポジティブの達成」「食品ロスの削減によるライフスタイル変革の推進」などの政策を進めるとしています。

ウェルビーイングとは、直訳すれば「健康」や「幸福」のことで、WHOの規定では、身体的、精神的、社会的に良好な状態を指します。憲法 第13条でも、基本的人権としての幸福追求権が謳われています。
また、ウェルビーイング学会ウェルビーイングレポート日本版2022では、「2030年まではSDGs(Sustainable Development Goals)が目指されている。Sustainable DevelopmentからSustainableなwell-beingを目指すべき時代に入る。」(趣意)と、ウェルビーイングがポストSDGsのメインアジェンダになると予見されています。

新宿区では、条例に基づきエコライフ推進員を区長が委嘱し、自ら環境に優しい生活〈エコライフ〉を実践するとともに、地域における環境の普及活動を行う活動を進めています。

当事務所では、SDGsの基礎となる生物圏(Biosphere)=目標6、13~15への貢献をめざし、新宿区 エコライフ推進員としても活動を行っています。
これからの少子高齢化社会におけるウェルビーイングの実現に向け、SDGs目標8「働きがいも経済成長も」とともに生物圏(Biosphere)のSDGs目標6、13~15への貢献を、社会保険労務士として企業ならびに地域におけるビジネスと人権ならびに環境の普及活動を進めて参ります。
ご一緒に、憲法 第13条の暖かな精神性あふれる職場作りを進めて参りましょう。

2024年6月3日

小林勝哉社会保険労務士事務所 代表
特定社会保険労務士 小林勝哉

(参考)
環境省 環境月間

国連人間環境会議(ストックホルム会議:1972 年)

国連環境計画(United Nations Environment Programme(UNEP))

SDGs:「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」と社会保険労務士

第六次環境基本計画 閣議決定 2024年05月21日

ウェルビーイング学会 ウェルビーイングレポート日本版2022

新宿区 エコライフ推進員