■小学校休業等に伴う休暇取得支援について

■小学校休業等に伴う休暇取得支援について
(働き方ブログ)

みなさま、こんにちは。
新型コロナウィルス感染症による臨時休校は突然通知されることから、働く保護者のみなさまの業務調整が難しく結果的に仕事を休まざるを得ない状況も多くなっています。

厚生労働省では、今後、令和3年3月31日で終了していた「小学校休業等対応助成金・支援金」制度を再開する方針をアナウンスしました。

この「小学校休業等対応助成金・支援金」は、小学校や特別支援学校、幼稚園、保育所などに通う子どもが、臨時休校やコロナ感染などで休むことが必要になった場合が対象となります。
保護者に有給休暇を取得させた事業主からの申請のほか、委託を受けて個人で仕事をするフリーランスの保護者本人からの申請も受け付ける予定です。
さらに、前回の令和2年度同様、新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金の仕組みによって、労働者が直接申請することが可能となる予定です。(令和3年4月1日から申請できるのが事業主に限られていました。)

(小学校休業等対応助成金・支援金の再開計画の概要)
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1・「小学校休業等対応助成金・支援金」制度の再開
令和2年度に実施していた「小学校休業等対応助成金・支援金」制度が再開される予定です。
※令和3年8月1日以降12月31日までに取得した休暇が対象となる予定です。
※現在実施している「両立支援等助成金 育児休業等支援コース 新型コロナウイルス感染症対応特例」は、令和3年7月31日までに取得した休暇が対象となるものとされる予定です。

2・「小学校休業等対応助成金に関する特別相談窓口」の再開
「小学校休業等対応助成金に関する特別相談窓口」が今後、全国の都道府県労働局に設置され、労働者からの「(企業に)この助成金を利用してもらいたい」等のご相談内容に応じて、事業主への小学校休業等対応助成金の活用の働きかけが労働局にて実施される予定です。

3・新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金の仕組みによる申請
昨年度と同様に、新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金の仕組みにより、労働者が直接申請できることとする対応も行われる予定です。
※ 当該労働者を休業させたとする扱いに事業主が同意することが必要です。
※ 休業支援金・給付金は現在のところ11月末までの休業が対象ですが、今後の取扱いについては、雇用情勢等を踏まえて10月中に示される予定です。

【小学校休業等対応助成金・支援金に関する問い合わせ先】
雇用調整助成金、産業雇用安定助成金、小学校休業等対応助成金・支援金コールセンター(厚生労働省)
電話:0120ー60ー3999
受付時間:9時~21時(土日・祝日含む)
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当事務所では、働く保護者のみなさまが安心して休みをとれるようご支援を行っております。
お気軽にご相談ください。

2021年9月16日

小林勝哉社会保険労務士事務所 代表
社会保険労務士 小林勝哉

(参考)
・厚生労働省 新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応助成金について

・厚生労働省 小学校休業等に伴う保護者の休暇取得支援について~小学校休業等対応助成金・支援金を再開します~ (令和3年9月7日付)